2019年はチュラロンコン大学から学生12名と教授1名が来日。5月22日〜31日の10日間の日本研修プログラムが実施された。
今年初めて関西学院大学との交流が実現。経済学部の栗田教授のゼミ生たちが迎え入れてくれた。タイでも日本と同様の高齢者化問題を抱える中、日本の福祉の最先端技術を持つ高齢者施設や日本の高度経済成長に取り残された人々が生活する西成地区を視察するフィールドでのセミナーとなり、夜は居酒屋での学生間同士の交流会となり友情を深めた。
大阪大学訪問。経済学部加藤准教授による「グローバル化と経済発展」の特別講義を受け、大阪城を見学、夜には大阪大学生らと回転寿司屋へ。
中津川では江戸時代の宿場町をそのまま残し人々が生活している中山道の「妻籠」を散策し、翌日からは2泊3日のホームステイをする体験。ホストファミリーが手作りの料理を持参してくれてのウエルカムパーティ後、タイの学生たちは緊張した面持ちでホストファミリー宅へ向かい日本の一般の家庭での生活体験を楽しんだ。
中央大学を訪問。小森谷教授のゼミ生が迎え入れてくれた。大学側の講義後チュラロンコン大学側からも携帯ソフトを利用してのクイズ方式でタイの国情や生活についての話をし、その後日本の大学キャンパスライフを楽しんだ。
翌日には中央大生らと一緒に「駐日タイ大使館」を表敬訪問。バンサー・ブンナーク大使が玄関前で迎え入れて頂き大使からタイと日本との強い繋がりに関してお話しをいただいた。
午後からは世界的に注目を集めているチームラボ・ボーダレスを見学した。
埼玉大学訪問。長島ゼミ生とお互いの学生生活の状況や実情について討議し交流を行い、その後一緒になって小江戸の川越や浅草の街を散策し、夜には「さよならパーティ」でそれぞれがこのツアーを振り返り感想を述べた。
生徒と私はこのOCAのツアーで多くの経験を得ることが出来ました。私はこれまで何回となく日本を訪れていますが、今回のOCA でのこのツアーは、これまで私が日本を訪れた時の経験とは比べるものになりません。MRAハウス、OCA の皆さん、そして各大学の経済学部の皆さん、この活動を支えて頂きありがとうございます。
わが家に来てくれたプラウは,いつも笑顔の絶えない子でした。子供たちともとっても仲良くしてくれて,家族が一人増えたような感覚でした。わずか2泊のホームステイでしたが,わが家にとってとても貴重な体験になりました。特に,私にとっては,ホームステイの受け入れは学生の頃からの憧れでした。一緒に料理をしたり,お互いのことを伝え合ったりした時間は,かけがえのない思い出となっています。タイ語は分からなかったけれど,学生の頃少しかじったつたない英語やジェスチャー,表情などからコミュニケーションをとることができました。わが家の子供たちは4年生と1年生ですが,この年齢にして他国の文化に触れることができたことも貴重な機会だったと感じます。「いつかタイに行ってプラウに会いたい!」という子供たちの言葉からは,よい体験であったことがうかがえて,親としてもとてもうれしく感じています。貴重な機会をいただき,ありがとうございました。
「絶対に嫌だ。」ホストファミリーについて息子に相談したときの第一声は、“断固拒否”でした。「せっかくの機会だから…」と言う自分も、実は少し不安だったりしました。そんな心配をよそに、わが家に来てくれたしっかり者のミンディとは、市内の自然や歴史を見て回ったり、和食やタイ料理を家族と一緒に作りあったり、それぞれの国の文字や文化を教え合ったり…。いつの間にか英語を使いはじめた息子から「思っていた以上に楽しい!」という感想が出るころ、あっという間にお見送りの時間でした。
今、わが家の玄関にはミンディからもらったキャンドルが飾ってありますが、この数日間の経験こそが何よりのギフトでした。
本当にありがとうございました。