2016年のアジアンビートツアーは10月29日~11月6日の日程で台湾とタイを訪問した。台湾から14名、フィリピンから1名、コモンビートから12名、MRAのHPからこのツアーを知り参加してくれた高校生1名にスタッフ4名の合計32名という様々な年齢と国籍のメンバーが参加した。
本ツアーはこの年も台中から始まった。台中の鹿港の観光地で突然フラッシュモブを行って観光客を驚かせた。周りに大勢の人だかりができSNSにその様子が上がるほどの大盛況となった。翌日台北に移って真理大学の大聖堂に300人の学生を集めて公演を行った。台北では龍山寺を見学し、有名な小籠包もたくさん食べることができた。
キャスト達はいよいよ台北からバンコクへと飛んだ。タイでは国王が亡くなったことにより、歌や踊りを始めとして娯楽が自粛となっていたため、チュラロンコン大学訪問の予定がキャンセルとなり、王宮を訪問したりバンコクの街中をじっくり歩いたりと、現地の雰囲気を味わう時間となった。夜には、チュラロンコン大学の学生が懇親会に参加し5月の来日からの再会を喜んだ。
11/3チェンライのメーコックファームの近くの山岳民族の子供達が通う学校を訪問。ここでは、歌や踊りを楽しんでも大丈夫だということで、まずは子どもたちが山岳民族の舞踊を披露してくれた。そのあとはアジアンビートメンバーのパフォーマンス披露タイムとなったが、子どもたちは、よさこいの旗に興味を持ったり、タイで流行っているPOPSを流すと一緒に踊りだしたり、とても楽しい交流の時間となった。その後は、近くの山岳民族の村の散策、そして夜にはメーコックファームにて交流タイム。近隣の村からも人が集まり、一緒に夕食を食べた後は、互いにパフォーマンスを披露したり持参したお土産で遊んだり、メーコックファームの大きな家族のような雰囲気の中で交流を楽しんだ。
11/4、チェンライからチェンマイへバスで移動しバーンロムサイを訪問。パフォーマンスを行えない代わりに、子どもたち、卒業生と一緒に日本式のカレーを作り、日本や台湾から持参したお土産で交流を楽しんだ。また、今年も代表の名取さんのお話を伺う機会をいただき、社会のためのお金の使い方など貴重な話を伺った。
バンコクへ戻り、最後の夜となった11/5のさよならパーティーでは、ツアーの振り返りを行った。「タイの子どもの素直さや目の輝きが印象的だった」「台湾メンバーの周りを幸せにするために動こうという姿勢に感動した」言葉が拙くても通じない部分があっても、それぞれがこのツアーを通して感じたことを一生懸命伝えよう、そしてそれを理解しようとしている姿に、この10日間を通じてメンバー間に絆ができたのを感じた。