コロナによる世界的なパンデミックの中、 6月17日、7月5日、8月10日と3回に渡りチュラロンコン大学、MFU,中央大学、埼玉大学の4大学でZoomを使用して、話し合い、友達になっていくオンラインでの学生間交流プログラムを実施した。
コロナの終息が見えない中、日本とタイでの交流を持つ機会をと、各学生たちに呼びかけ185名強の参加申し込みがあった。
実施運営にあたり
OCAスッタフである小林はるな、島林由香が積極的にこの運営に取り組んでくれて各大学の代表者たちとコミュニケーションを持ち精力的に推進してくれた。
このプログラムは、まずは各大学から学生代表を選出してもらい、彼らとコミュニケーションを密にして学生自らの手でどういう内容にしていくか、学生間で話し合いながらプログラムを作っていく作業から始まった。
学生たち自身が計画し内容を作りあげていく、月一回のプログラムで、お互いの国を紹介したり、興味のあるテーマーについて話し合ったり、お互いのキャンパスライフを紹介、自ら考えたゲームをしたりと、参加者が楽しめる様な企画を設定、実際に会える日を願って新しい友達作りをオンライン上で行った。
参加申し込みは185人の学生からあった。実際に参加した学生は以下の通り。
チュラ MFU 中央 埼玉 合計 6月17日 25 10 17 9 61 7月5日 17 14 2 5 38 8月10日 8 5 12 3 28 合計 50 29 31 17 127
チュラ、MFU,埼玉各3人、中央2人の11人の日タイ学生代表が小林さん、島林さんの指導のもと担当する交流会の内容を企画し、司会進行を行った。
3日間のプログラムの内容は以下の通り。
担当 内容 6月17日 Preaw, Din, 鴨下、大南 Opening talk,日タイの大学紹介、スクールライフ、アルバイトの紹介 タイの徴兵制度 7月5日 Pennie, Tan, 宮崎、増田 好きなスポーツ、行きたい旅行先、今流行っている音楽、グループトーク 8月10日 Cookie, Nice, 福井 学生たちが考えたゲーム、好きな食べ物、折り紙の紹介、オリンピックの話題、グループトーク
参加学生の評価
教授からのコメント チュラロンコン大学シリマー先生のコメント 「コロナの流行の中このプログラムは学生交流の新しい方法を提案したと思います。参加者の国が遠く離れたり、時間が違うことは交流プログラムにとって何も問題にならない事を証明しました。私は日タイオンライン学生交流プログラムの1回目と2回目に参加しました。プログラムは大変良く構成されていて参加した学生は活発に発言していました。特に日本とタイの学生代表がプログラムの企画と実施に協力しているのに驚きました。普通は日本の学生もタイの学生も恥ずかしがり屋で、あまり話し合いに参加しない傾向があります。このプログラムではとてもリラックスした雰囲気の中で学生たちはよく話し合い、議論に参加していました。このプログラムはお互いを知り合い、会話を通じて良き友達になる大変よい機会となったと思います。ブレークアウトルームでも日タイの学生達が少人数に分かれてよく話していました。この企画を担当した日タイの学生代表たちに感謝したいと思います。学生代表たちは何回かの打合せを通じて自由に話し合い、お互いを理解する雰囲気を作り上げていったのだと思います。またこのプログラムを指導して頂いた小林さんと島林さんの努力にも感謝したいと思います。学生代表、OCAの皆さん、参加した学生達は実際に会えない環境の中で学生交流活動の新しいアプローチを作り出したと思います。」 中央大学小森谷先生のコメント 今回の4大学オンライン交流会には,全3回のシリーズであった,学術的な要素を入れなかった,学生が各回における企画を考えたという特徴がありました。 新型コロナ感染症のため,引き続きほぼ全ての国際交流はオンライン化を余儀なくされています。そんな中でも新しい試みを実施できていることは大変素晴らしく,その試みに参加できていることは私にとっても嬉しい限りです。 私も全3回に参加しましたが,英語力にバラツキがあっても,参加学生それぞれが楽しみながら何かを得てくれたと思える交流会でした。これは小林さん,島林さんの見事な司会進行によるところも大きいです。私のゼミ生がお二人の様子からリーダーシップについて何かを感じてくれたことを願うばかりです。 3回のオンライン交流会を終えての感想 ① 学生代表11人が何回も話し合って企画、進行を決めていった。日タイの学生が一緒にイベントを行う良い経験になったと考える。 ② タイはネットやSNSが盛んで参加者を集めるのは比較的簡単にできる。 イベントに積極的な参加者を集めるためには、実際のオフラインのプロジェクトとオンラインの交流会をセットにしたほうが良い。実際にすぐに会うことができるとなると意気込みが違ってくる。 ③ 日本の事を知りたい、日本の学生と友達になりたいがその手段が見つからない というタイの学生がたくさんいる。多くのタイと日本の学生が友達になるプログラムを充実させ、オンライン交流会で人を集めて日本とタイを訪問するプロジェクトを充実させたい。
各大学代表者 たち