メーコック　ニュースレター

10月15日

すっかり秋らしくなりましたが、皆さんいかがお過ごしですか？

昨年末にはタイ・チェンライ県の山岳民族の児童養護施設メーコックへの温かいご支援、たくさんのご寄付を頂きありがとうございました。皆さんのご寄付のおかげでメーコックは引き続き経営が存続でき、子供達も元気に生活を続けています。コロナの感染拡大は今や、農村部にも深刻な影響をもたらし、子ども達の学校生活にも影響が出ています。

今年もコロナの影響で、学校や団体のセミナー、キャンプ開催などの宿泊施設、施設貸しが出来ず予定していた収入がなく寄付に大きく頼らざるをえない状況です。

メーコックの児童養護施設には現在24人の子ども達が在籍しています。運営には年間400万円ほどかかります。スタッフの給与を下げたりしてコロナ禍の経営を続けています。

聖学院中学高等学校、麗澤大学の関係者の皆さんと我々MRAハウスの関係者の寄付でやっと存続できるような状況です。

今年もクリスマスに向け、皆さんからのご寄付をお願いしようと思います。メーコックニュースレターを今後数回発信してメーコックの様子や皆さんのご寄付がどのように使われているかをご連絡していこうと思います。今回は今年度の寄付について説明させていただきたいと思います。

1）メーコックの運営を支える寄付

24人の子供達の生活と学費を賄うため以下の寄付を考えています。

１．MRAハウスから毎年送金している40万円の送金。（食育と自給自足を学ぶ農業プロジェクトのための寄付）

２．コロナ禍の経営難を支援するmatching donation としてMRAハウスから30万円＋皆さんからの個人のご寄付30万円　合計60万円の送金。

２）子供達のコンピュータールームを建設する寄付

子供達は学校からの宿題をコンピューターで作成して提出することが求められていますが、メーコックにはコンピューターがありません。時々、アヌラックさんのコンピューターを借りて宿題を完成させていますが、すでに限界になっています。タイは年間を通じて暑く、湿度も高いため空調がないとパソコンが維持できません。子ども達が自由に使えるパソコンで宿題をしたり、世界のニュースを検索したり、子ども達が積極的に知識を吸収することができる環境を整えてあげたいと思います。

我々が支援しているチェンマイのHIV感染孤児院バーンロムサイには添付の写真のような図書館のなかに、パソコンコーナーが完備されています。孤児院の子供達と周辺の住人の子供達も一緒に利用しています。こうした場をメーコックにも整えてあげたいと思い、コンピュータールームの設置を考えました。メーコックの集会棟の中に5mｘ5mのスペースで区切り、コンピュータールームを作りたいと思います。

建設コストをアヌラックさんと一緒に算出したところ、約60万円かかることがわかりました。予算の内訳は添付の表をご覧ください。

今年はMRAハウスからの支援金合計70万円の他に、皆さんから「メーコック支援の会」

に寄付される個人の寄付として90万円を目標にしたいと考えます。90万円の目標の内訳

は運営支援金として30万円、コンピュータールーム建設費の60万円、合計90万円です。

正直言って目標としてはかなり高い金額になりますが、できる限りの寄付集めができれ

ばと思います。

寄付集めのイベントとして関係者の皆さんがいろいろな計画を考えています。皆で楽しみ

ながら寄付集めができればと思います。

イベントの情報はこれから皆さんにメールでご連絡します。是非ご参加下さるようよろしくお願いします。

今後メーコックの子供達の様子をなるべく詳しくお伝えするためにメーコックニュースレターを定期的に配信してゆきます。上記のチャリテイイベントの情報、昨年の皆さんのご寄付がどのように役に立っているか、そして今年のご寄付でコンピュータールームが完成するまでのニュースをお伝えすることができればと思います。

今年もアヌラックさんと子供達から皆さんにビデオメッセージが届いています。以下のYou tube siteからアクセスして頂ければメーコックの様子が分かると思います。

皆さんの温かいご支援は、イベント参加のほか、以下のDonner Boxを使ってのご寄付か、ゆうちょ銀行の口座にご送金して頂く2種類の方法でお願いします。

１．Donner Box

https://donorbox.org/stand-up-for-maekok

２．ゆうちょ銀行の「メイコック支援の会」の口座への振り込み

ゆうちょ銀行

記号１０５４０　番号７７２３８５２１　メイコックシエンノカイ

今回の支援のお願いは2021年10月15日に始まり12月15日に締めきって、20日にクリスマスドネーションとしてメーコックへ送金する予定にしています。皆さんのご支援をよろしくお願い申し上げます。

最後にアヌラックさんから皆さんにレターが届いていますので以下翻訳文をご一読ください。

メーコックをご支援下さる皆様へ

チェンライ県の新型コロナウイルス感染者は未だ増え続けています。多くは建設労働者や農業従事者で、大勢で仕事をする人達の間で知らず知らずのうちに感染が広がりそのまま市場で買い物をして町中から家庭内感染に広がってしまいました。9月には、多くの児童、学生が感染し、学校も閉鎖となり、子ども達は学校に行くことも出来ず、故郷の村に里帰りも許されません。多くの村が部外者の入村を禁止しています。

このような状況で、子どもは11月の新学期始まりまでずっとメーコックの寮で過ごしています。試験も延期になったままです。メーコックの収入の柱である、学校や団体のワークキャンプやセミナーなどのイベントも開催することが出来ません。

チェンライ県では、本年10月3日から12日にかけて、12－18歳の児童、学生にファイザー製のワクチン接種が行なわれます。

そんな中、今年もチャリテイドネーションが開始されると聞きました。大変心強く思い、感謝しています。コンピュータールームの建設は長い間の夢でした。皆さんのご協力で子供達が勉強できる環境を整えて頂くことができれば大変うれしく思います。皆さんの温かいご寄付をよろしくお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　メーコック財団代表アヌラック・チャイスリン

「メーコック支援の会」

幹事　瀧澤、肥沼、島林、森、野田、山田、中林、桐葉、奥村、高橋

添付

コンピュータールーム建設コスト（アヌラックさんの見積り金額）

バーンロムサイのコンピュータールーム

メーコックのコンピュータールームの予定地　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以上