2022年1月27日(木)タイ時間:13:00〜15:30 日本時間:15:00〜17:30
チュラロンコン大学、メーファールアン大学(MFU),中央大学、埼玉大学の4大学共同での「第2回 4大学オンラインセミナー」を行いました。
1.中央大学 後藤孝夫先生の講義
タイトルは“タイ・日本における移動手段の現状と課題
―道路事業と鉄道を対象としてー”
今回も事前に講義内容が参加学生に配信された。
2.後藤先生から与えられた個別討論のテーマ
両国の道路・鉄道事業の民営化の方法、道路混雑の解消策、空路に代わる高速鉄道の建設など、経済学の観点から討論をおこなった。
参加学生は3つのRoomに別れ討論をおこない、各Roomにはチュラロンコン大学シリマー先生、ペアー先生、中央大学小森谷先生が参加いただき学生たちの討論に加わっていただいた。
ペアー(Chadatan Osatis)先生はチュラロンコン大学卒業後、埼玉大学に留学、長島先生の研究室にも席を置き博士課程を卒業された。
3.参加者
チュラロンコン大学(9名)、MFU(2名)、中央大学(19名)、埼玉大学(5名)各経済学部の学生35名がノミネートし当日28名の学生がZoom meetingに集まった。
今回、MFUがコロナ対応から急遽対面授業が行われることになり、当セミナーの時間と被ってしまい参加者が少なくなってしまった。
4.参加者の写真
5.セミナーの評価
セミナーに参加した学生たちにアンケートを実施。タイの学生5名、日本の学生15名から回答があった
<全学生>
<日本の学生>
<タイの学生>
6.アンケート各意見・感想の抜粋
Q1についての意見・感想(海外渡航が出来ない時期にこの様な企画は有意義であったか)
*他大学の方とコミュニケーションがとれたことが有意義でした。
*タイ人の方と普段交流する機会がないのでとても新鮮でした。
*実際にタイの話を聞けたり、埼玉大学の生徒と話せる機会はほかにないので、とても有意義でした。
*海外の人と関わる機会を設けることは自分では難しいので、このような企画に参加でき楽しかったです。
*皆英語は上手ではないが意見を試みる事が出来た。
Q2についての意見・感想(後藤先生の講義内容は興味深かったか)
*他国の交通について少し興味を持つようになりました。
*自分が全く知らない分野で、その分野の事情を知れた
*交通状況について、まったく注目していなかった日本ないし他海外の状況や対策が知れて考えられるきっかけとなって興味深かった。
*交通に関して考えることが今までなかったが、身近な問題だったのでタイの方とも話しやすい議題だった。
Q3についての意見・感想(後藤先生の講義は理解できたか)
*政府と企業が乖離して効率よく発展させることが大事であると私は考えます。
*事前の説明を受けたため、すんなりと状況がわかった。日本語での説明がなければハイレベルだったと感じる。
*たまに英語が聞き取りづらいところはあったが、ほとんどの内容を理解できたと思う。
*講演の内容は少し難しかったが、先生はビデオでよく紹介してくれた。
Q4についての意見・感想(各教室に分かれての討論の方式、内容は)
*コミュニケーションをとることがとても楽しかったです。
*タイの学生の意見はとても貴重だったので面白かったです。
*タイの先生がとても円滑にディスカッションを進めてくれた。
*グループ1つあたりの人数が多すぎて、誰が喋ればいいかわからず話しにくかった。
*議論内容に関する話し合いというよりそれぞれの現状、生活についての情報交換のような感覚だった。とても興味深かった。
*話し合う議題を知っていて、あらかじめ自分の考えを英語で準備することができたのでスムーズに進行することができました。
*この部分の時間がもう少しあれば良かた
Q5.全体的な時間に関しての感想・意見
*とてもいい経験になりました。
*英語力の課題がみつかった
*少しまごつきすぎて大きく時間をオーバーしていたので、寄り道を減らしてほしかった。また、先生方のみで盛り上がってしまうところが少し多かったので、もう少し生徒に発言しやすいように全体に問いかけるような質問をしてほしかった。
*アイスブレイクがあったことで打ちとけることができた。
*勉強会の内容以外についても話す時間がもう少しほしかったです。
*もう少し学問的な話題でなければもっと話せた。どうしても学問的な言葉がコミニュケーションをさまたげる。
Q6.参加してどんなことを感じ、何を得たと思ったか
*積極的に話すことがグループ内の雰囲気づくりに良い影響を与えること。
*乏しい英語力ではあったがほかの国の人と交流できることを知った。
*タイと日本とでは交通網の整備の度合いが違い、また対策も違っていたため国家間の違いを感じた。また、タイにおいての現状などを知ることが出来た。
*もっと英語力があれば有意義な話し合いが出来たと思った。1つのことに様々な地域の多くの人が取り掛かるのは大変面白いと思った。
*日本とタイの違いをきちんと把握しながら自分の意見を述べることが難しかった。単純に英語能力が乏しいだけでなく、議論内容が少し堅く難しかったため、思うように話せなかったことに気づけた。今後は日常的なトピックだけでなく、難しい話題でも自分の意見をだせるようにしたい。
*日本とタイの交通に関する問題から現状の違いを感じて、互いの国に活かせることがありそうだと思いました。
*このプログラムは将来に向けて大変良いコミュニケーションの経験を与えてくれた。
7.2022年度「日タイ学生交流」の案内
セミナー終了後「日タイ学生交流」の計画の案内を行った。
以上