4大学セミナー実施レポート

2021年3月16日にチュラロンコン大学、メーファールアン大学、中央大学、埼玉大学の4大学共同でオンラインセミナーを行いました。

1. チュラロコン大学ピテイ先生の講義

タイトルは”The Indo-Pacific Strategy ”

事前に講義内容が参加学生に配信された。

2. ピテイ先生から与えられた個別会議のテーマ

1)Indo -Pacificにおける情勢に対してタイと日本はどのような選択が可能か検討してもらいたい。以下のように4つの視点から議論を行ってもらいたい。


強みS弱みW
機会O日本とタイはどのような強みを持っているか、強みを生かす方法どのような弱みを持っているか、弱みを乗り越える方法
脅威T強みを生かしどうやって脅威を乗り越えるか弱さをminimizeして脅威を乗り越える方法

2) 日タイの学生はテーマ毎に4つの部屋に分かれて議論を行った。

3. 3月16日のセミナー

1)3月16日は以下55人の参加者がZOOM meetingに集まった。

大学教授学生
チュラロンコン大学412
中央大学112
MFU110
埼玉大学10
OCA Japan5
合計649

2)参加者の写真は以下の通り。

4. セミナーの評価

セミナーに参加した学生達にアンケートをお願いした。

チュラロンコン大学のシリマー先生のコメント

コロナパンデミクスの中このオンライン学生交流プログラムは日本とタイの学生の交流は大変良い機会となった。学生たちがお互いに訪問する機会を奪われている現在オンラインを通じての交流は大変良い方法と思う。この最初のオンライン交流会は大成功であった。学生たちは与えられた課題について考えを述べ合うことができた。プログラムではレクチャーの内容を事前に学生達に配信して事前勉強する様にした。それにより当日のセミナーの時間配分が大変適切なものとなった。学生たちが将来もお互いに連絡を取り合って交流を進めてゆくことを希望する。

メーファールアン大学のラピポン先生のコメント

今回の4大学オンラインセミナーはOCAの最初のオンラインセミナーで大変興味深いセミナーだった。セミナーのテーマは経済学部の主流から少し外れたテーマであったが、学生達にとってアジア地域に起こっている現象を学ぶ良い機会となった。個別の部屋に分かれての討議も大変興味深かった。テーマとなったインドパシフィックス戦略についてのSWOT分析について聞くことができた。学生たちは私が彼らと同じ年ごろだった時と比べると大変良い勉強をしていると思った。このセミナーは参加した学生にとって大変良い経験になったと思う。

中央大学の小森谷先生

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により,世の中は多くの中止や変更を強いられました。そんな中でもビデオ会議という新しいツールを用いて,学生たちの国際交流は絶えることなく続いています。ツールのみならず,講義を聴き,ディスカッションを行い,まとめて発表するという内容自体も新しいもので,4大学の学生たちも真剣に取り組んでいました。