コロナ禍で大変な1年になった。タイでも非常事態宣言が発出され、世界中の人が自由に海外旅行ができなくなったことで、収入の柱である研修宿泊やキャンプなどの場所貸しができなくなったため、収入の目途が立たずメーコック財団の存続が危機的状況になった。
OCAではアヌラックさんとメーコックが存続できるよう協議を重ねた。
毎年の寄付(農業プロジェクト)40万円のほか、個人寄付が30万円に到達した場合にマッチングドネーションでMRAハウスからも30万円の上乗せ寄付を頂く了承を得た。個人寄付は、OCAメンバーやコモンビート、OCAメンバーの古くからの友人である森文男さんが主催するセミナー法人会社 Make a Difference の皆さんにもご協力頂き多くの寄付を送ることができた。重ねて皆さんにお礼申し上げたい。寄付の額は、以下の通り。
個人寄付 557,213円
マッチングドネーション MRAハウス 30万円
合計 857,213円
寄付のお礼には、子供達の手書きのカードと自身の似顔絵に将来の夢を描き添えたものを送付した。もらった我々は温かな気持ちになった。サポーターの皆さんには、今後も見守ってあげたいなという、親戚のおじさんおばさんみたいな(お兄さんお姉さんもいますね)気持ちになって頂けたら嬉しい。
2020年の農業プロジェクトは、畑を新たに開墾して、タイで、人気の果実ドリアンの苗木を植えた。今回の寄付金のなかで、ガスオーブンなどのお菓子作りの機器を購入した。クッキーや菓子パンの製造能力が一気にあがった。施設を利用するセミナーの参加者への販売、チェンマイ、チェンライの人々には通信販売も行なっている。タイに渡航できるようになったら是非食べてみたい。
バンロームサイはコロナ禍で多くの活動をストップしており、図書館も一定期間クローズしていたが、8月から図書館の利用を再開した。密になることを避けるため読書感想文コンテストなどのイベントも開催されなかった。在籍している子供達の読書とコンピューターを使った学習は続けられたようである。OCAでは例年通り図書館プロジェクトへの寄付を行った。